訳あって弊店のみの商品です。農大華酵母使用で一般米70%です。規格だけ読むと何の事無い酒ですが、この酒が弊店に来たのには訳があります。数年前の秋、蔵で利き酒をした時、スペックからは考えられない酒がありました。今から思うとこの酒でした。おそらくその時「これは製品なの」「いえ秋田では売ってません」というやり取りの後に「いくらよ」「二千円小売りです」の後で秋田の蔵の酒を秋田にださねーってのはどんな了見だ!とかやっちまったような気がする。佳酒と言う言葉がぴったりの佳い娘なのだ。後日営業が来て「山田さん、アレ欲しいですか」「あったぼうよ」「ではPBでそっと」というわけですね。吟醸ばかりが酒じゃない。進化目(読み取ってちょ)みたいにキャラが立つと構えちゃう。さりげなく野の花のように。やはり野に置けスミレ草ですね。