読んで字の如く。美山錦による純米大吟醸原酒です。杜氏さんは照井善十郎氏でこの蔵が長い人です。実は蔵元が普通の蔵のように個人ではなく東京のとある会社なのです。まあ考えれば蔵元の直系だからと言う事でバカ息子が経営して蔵を潰す事は間々ある訳で。現代企業の基本形態所有と経営の分離の酒造業バージョンですね。但し問題は酒質は蔵元の人間を映すのですが、この蔵の場合何が映っているのでしょう。私がこの酒を利いた限り「職人善十郎」が映ってます。ただし照井杜氏がここまで来た背後には何かあるはず、でもって行く末は如何に。私にとってとても興味ある課題です。酒質は正々堂々とした純米大吟醸です。四千円でおつりが来るなんて犯罪的ですかね。