純米酒に玉柏と吉宝の二種類があるのですね。玉柏は飛騨誉主体、吉宝は五百万石主体だと思います。と言うのは、カタログと杜氏の話し(08年10月に聞いた)に違いがあるのですね。私が酒を利いた限りではそんな気がする。問題はどう違うかですね。吉宝は玉柏に比べて少し透明というか軽いというか原料が五百万石と言われると「ああそうか」みたくなかんじです。ただ、普通の蔵がこの米を使うとのっぺらぼうな感じですが、ここのは味に起伏があると言うか、ボリュームを感じるのです。何が良いと言うと、ボディがあるのに飲み口が軽快、純朴ではあるが洗練、と言う矛盾した面が両立しておるとこですかね。